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「うみのもり」+和洋女子大学 「障害とアート」の講座一日目 ご報告

2020年1月31日
千葉アール・ブリュット支援センター
「うみのもり」+和洋女子大学
「障害とアート」の講座一日目を実施しました。
まずは 千葉アール・ブリュット支援センター うみのもり 
代表顧問 野澤和弘さんのお話から、
アール・ブリュットの歴史、世界でのアール・ブリュットの立ち位置などを
学びました。
アール・ブリュットが社会に与える影響力を感じると共に
青柳正規元文化庁長官のお言葉も紹介され
「日本人は目利きの素質がある」
「日本のアール・ブリュットは支援者から見いだされることが多い」との
お話は励みになるものでした。
野澤さんからは アール・ブリュットについてだけでなく
障害者福祉など現在の事件などを俯瞰してのご意見、
福祉で守られるだけの障がい者で良いのか、自立(自律)とは何か、支援とは、
などの講義をしていただきました。

後半、二時間の実技はこまちだたまおが担いました。
第一回目は 絵の具を使っての表現。
「えのぐとあそぶ いろとひらめく」と題し
ポスターカラーと水彩紙のポストカード、
知的障害、身体障害を持った方にも使いやすい道具を
用意し表現体験をしました。
画材研究と支援者も表現者であることを
味わい。自分の表現素質と向き合うことを
大切としつつ
何より、アートが与える心の奥底から沸き立つような生きる喜びを知るということ。
アール・ブリュットの表現者は”作るもの”ではなく、

喜びと共に互いに高めあっていくものであることを確認したお時間でした。